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ブログ

見過ごされがちな「亜鉛不足」

昨年末にも書きましたが、様々な栄養素の中でも特に「亜鉛」の重要性が益々注目を集めています。 亜鉛は体内では300以上の酵素の構成成分であり、生体維持、健康増進に重要な酵素活性に関わっています。 その代謝動態については最近...

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幼少時のストレスが脳と腸内フローラに与える影響

古くから「病は気から」と言われるように、心と体は密接に関連していることは知られています。 この度エメラン・メイヤー博士の著書「腸と脳」を読んで、この「病は気から」が科学的に解明されて来たことが改めてよくわかりました。 従...

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マイコトキシン(カビ毒)②

マイコトキシン(Mycotoxin)とはカビが発する毒素の総称で、これを取り込むと様々な体調不良や疾病の原因となります。 マイコトキシンは様々な食材に含まれていますが、意外と知られていません。カビの菌体そのものは加熱処理...

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腸内フローラ移植とうつ

過敏性腸症候群(IBS)や機能性下痢(FDr)、機能性便秘(FDc)の症例に対して慶應大学で行われた腸内細菌叢移植(便移植、腸内フローラ移植、FMT)では、合併する精神症状(うつや不安症状など)が改善したとの報告がありま...

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腸内フローラと自己免疫疾患

免疫は本来私たちの体を守るために異物が侵入してきた場合、適切にそれを攻撃し排除しようと働きますが、このシステムに異常をきたすと、自分の免疫システムが自分の体を過剰に攻撃してしまうという望ましくない状態が起こってしまします...

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侮れない「マイコプラズマ」持続感染症

少し涼しくなって、みなさん風邪を引いたりしていませんか? 一般的に「風邪」と診断される症状の多くは「ウイルス」が原因ですが、中には「マイコプラズマ」による感染症のこともあり、咳や発熱が長引く場合はマイコプラズマも鑑別して...

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症例①のその後

以前にこちらで紹介した症例1ですが、 その後の報告です。 先日の講演会でも報告したのですが、参加できなかった方にもシェアしておきますね。 この方は 「壊疽性膿皮症」による難治性皮膚潰瘍と「腸管神経細胞節僅少症」という腸の...

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楽々治ってよい

日々の診療において、多くの患者さんと会っていると、中には「自分の病気は治らない」と思っている慢性疾患の方がいらっしゃいます。 「治らないから、これからもずっと付き合って行きます」 「辛いけど、何とかやっています」 ともお...

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